2026/09/29 16:30
オリヴィア・ロドリゴの【アンラヴェルド・ツアー】初日で最も話題を呼んだ瞬間の一つが、ある衣装が文字どおりステージ上でほどけていく(unravel)という演出だった。
プリーツ・スカートのシンプルな襟付きドレスとして登場したその注目の衣装は、オリヴィアが現地時間2026年9月25日に米コネチカット州のピープルズバンク・アリーナで、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で5位を記録した楽曲「the cure」を歌う際に初披露された。人工雨のカーテンの下でわずか数分のうちにドレスが崩れていき、内側に着ていた赤いワンピースが現れるという仕掛けだ。3日後、デザイナーのフセイン・チャラヤンがWWDに掲載された記事でその制作過程を語った。
「以前、2016年春夏コレクション“パサティエンポ”で溶けるドレスを制作したことがありました」と語り始めた彼は、「オリヴィアのチームから、彼女の楽曲“The Cure2に呼応する作品のデザインを依頼されました。外側の層が溶けていくにつれて、脆さのようなものが露わになるというアイデアを探求したものです」と明かした。
「とても詩的で心を動かされるテーマだと感じました」とチャラヤンは続け、「ミニコレクションをデザインし、そのうちの1点が選ばれました。その後、ドレスがパフォーマンスにおいて実用的に機能するよう、溶解が起きる前の見た目や動きも含め、何度も試作を重ねました」と説明した。
オリヴィアが、“プロセスの各ステップの承認に関わった”と述べた上で、このデザイナーは内側の層の露出を”より力強く”するため、外側の層を”シンプルで純粋な”デザインにしたのは意図的だったと語った。
「水に触れると溶ける、紙のような特殊素材で作られています。オリヴィアは水を浴びながら歌い続けなければならないので、溶けるタイミングと溶解の進み方を適切に制御するために、かなりの試行錯誤とテストを繰り返しました」と彼は付け加えた。
米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得したアルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』を携えた【アンラヴェルド・ツアー】は、来年5月中旬まで北米と欧州を回る。米コネチカット州ハートフォードでの2日間の初日公演に続き、現地時間9月29日のピッツバーグ・PPGペインツ・アリーナが次の開催地となる。
「the cure」に加え、Hot 100で1位を獲得した「drop dead」のほか、過去2枚のアルバム『サワー』と『ガッツ』から「drivers license」「good 4 u」「vampire」「bad idea right?」などの人気曲もセットリストに名を連ねている。
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